日本歴史言語学会創設10周年記念特別講演会
・講師および演題:
<記念講演1>
柴谷方良 先生(神戸大学名誉教授・ライス大学名誉教授)
「動的機能類型論の試み」
概要:類別詞ならびに文法性を体言化現象と位置付ける立場から、これら三つにおける標示パターンの平行性に焦点を当て、その史的展開は「話し手のエコノミー」・「聞き手のエコノミー」という競合関係にある原理によって推し進められているとする、ダイナミックな類型論の一つのあり方を探る。
<記念講演2>
菅田茂昭 先生(早稲田大学名誉教授)
「ロマンス言語学の課題」
概要:ロマンス言語学はラテン語に遡るすべての言語と方言がいかに成立したかを解明することを目標としていますが、そこには言語史のモデルとも言える多くの課題があります。ロマンス語圏の全体像、改新の空間的分布、派生と合成のバランス、言語記号の恣意性と文法化対語彙化などを扱う予定です。サルジニア語にも注目します。
・日時:10月9日(土曜日)13:30〜17:00
・プログラム
13:30~13:40 会長挨拶
13:40~15:10 記念講演1:柴谷方良先生ご講演(お話60分+質疑応答30分)
15:10~15:30 休憩
15:30~17:00 記念講演2:菅田茂昭先生ご講演(お話60分+質疑応答30分)
・開催方法(遠隔):Zoomにより開催します。本学会会員へは、10月7日(木)に会員用メーリングリストを使って当日のURL等をお知らせする予定です。非会員で参加希望の方は、参加希望の旨をなるべく10月5日(火)までに事務局(info@jp-histling.com)まで「記念講演会参加希望」と書き添えて、お名前とご所属とともにお知らせください。いただいたメールアドレスに、上記日(10月7日)に改めてURLをお送りします。
・告知用のフライヤー [pdf]